たいせつにします プライバシー 17002231(02)

 

リンテック株式会社 熊谷工場様

全蒸気回収CGS導入による省エネと電力ピークカットの両立

平成30年度 コージェネ大賞 優秀賞 (産業用部門)

導入前にお客さまが抱えていた課題

リンテック株式会社熊谷工場様は製紙および粘着紙・粘着フィルム等の製造において、同社の国内事業所内で最大級のエネルギー消費量を占めています。これまでもA重油から灯油、さらに都市ガスへの燃料転換の他、インバーター化、LED化、VOC廃熱利用等により、省エネルギー及び電力ピーク対策を実施されていました。
しかし、生産品目の変更により電力需要が高まったことに加え、既設のガスタービンコージェネが老朽化によりリプレイス時期を迎えていたため、エネルギー状況に即したコージェネ設備の更新が求められていました。

エネルギーサービスで課題解決

発電出力および発電効率が高いガスエンジンコージェネの導入により、電力ピーク対策を計画しました。
しかし、ガスエンジンコージェネから発生する廃温水の利用先が無かったため、廃温水を効率的に蒸気に変換する全蒸気回収コージェネを採用し、高い熱回収効率を実現できるシステムを構築しました。

導入効果

一次エネルギー削減率24.4%、電力ピークカット率50.7%を目指します。
(CGSを設置してない場合との比較)

全蒸気回収システムについて

ガスエンジンコージェネの機関冷却水の温度は通常は90℃程度ですが、120℃まで高温化できる仕様としました。蒸気発生装置を組み合わせて、120℃の温水から約0.05MPaGの飽和蒸気を発生させ、さらに蒸気圧縮機により飽和蒸気を昇圧して蒸気回収量を既存システムの1.5倍超(3.38 t/hから5.18 t/h)に増やしています。

本システムの先導性

全蒸気回収コージェネシステムではガスエンジンコージェネから発生する廃温水を蒸気化できるので、温水の利用が無いお客様でも、大型ガスエンジンコージェネから発生するエネルギーを効率的に使用できます。本システムでの蒸気回収量は既存システムの1.5倍超に相当し、温水を除く発電電力と発生蒸気量を併せた総合効率は世界最高クラスの71.5%です。
また、電力ピークカットが重要となる時は全蒸気システムを停止して通常のガスエンジン単体稼働に切り替える運用にすることで、ピークカット対策運用も可能です。
本システムは平成27年度 コージェネ大賞で技術開発部門理事長賞を獲得(※)しており、リンテック株式会社熊谷工場様で初めてご導入いただきました。

  • 東京ガス株式会社、三菱重工業エンジン&ターボチャージャ株式会社、三浦工業株式会社、株式会社神戸製鋼所の4社共同受賞

リンテック株式会社 熊谷工場様

  • 業種・業態: 工場
  • 導入設備: ガスエンジンコージェネレーションシステム
    発電量 5,770kW、蒸気量 5.18 t/h(3.38 t/h +1.8 t/h)

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