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お知らせ

一般社団法人 日本工業炉協会による功労者表彰の受賞について

2013年06月12日TOPICS

2013年06月12日
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
エンジニアリングカンパニー

このたび弊社社員 高畑 実氏が、一般社団法人 日本工業炉協会より平成25年度功労者表彰を受賞しました。受賞にあたっては、弊社におけるリジェネレイティブバーナの開発、改良により製鉄分野等の生産技術向上への貢献ならびに低NOx化による環境性および省エネルギー性の改善などが高く評価されました。

これまで産業用分野において弊社バーナ設備をご採用いただいておりますお客様のご支援ならびに都市ガス燃焼分野のエンジニアリングを通じて関係企業様からいただきましたご協力に対しまして厚く御礼を申しあげます。

弊社はお客様の生産ニーズ、省エネルギー対策ならびに環境改善などの多様なご要望に適う燃焼システムの導入及び普及を通じて、引き続きお客様の利便性向上と性能・機能の改善に努力してまいります。

1.受賞者プロフィール

  • 氏名: 高畑 実(たかはた みのる)
  • 所属: 東京ガス・エンジニアリング株式会社
    エネルギー・環境技術部
  • 業務経歴: 各種ガスバーナの設計、改良、開発および工業炉に関する技術全般に従事
    • リジェネレイティブラジアントチューブバーナ(FFRTバーナ)
    • 燃料直接噴射式バーナ(FDIバーナ)
    • 連続式FDIリジェネレイティブバーナ(FFRバーナ)
    • SMV式LNG気化器用ガスバーナ(SMVバーナ)
    • 各種工業用加熱炉向けバーナシステムの設計、施工など

2.受賞理由

弊社では会社創立(1974年)以来、ガスバーナの設計、製作、施工をはじめ燃焼設備の設計、更新、改良等のエンジニアリングに取り組んでいます。高畑氏は特に、工業用加熱炉に装備する省エネルギー性に優れ、低NOx化など環境性能の高い各種リジェネレイティブバーナの開発、改良に尽力してまいりました。これまで、製鉄会社様、耐熱素材メーカー様などでFFRTバーナを多数ご採用(※)いただき、エネルギー効率および環境性能の改善や燃焼設備の耐久性向上などで数々の実績を上げております。これらの功績により技術功労者表彰を受賞しました。

(※ 平成25年3月末時点のFFRTバーナ累積納入台数:3,664台)

3.リジェネレイティブバーナについて

蓄熱体と一体化した2本のバーナにより構成され、数十秒間隔で切替燃焼し炉内に均一な温度分布を形成します。蓄熱体により排気時は燃焼排熱を回収、燃焼時は燃焼空気を予熱します。これにより排気は低温となり、高い省エネルギー性と低NOx化を実現します。下図はバーナAが燃焼、バーナBが排熱回収・排気の状態です。この切替燃焼が熱負荷に応じて数十秒~数秒間隔で行われます。以下にバーナ構造図および燃焼パターンを示します。

FFRTバーナの構造例

FFRTバーナの概略構造断面

バーナ切替燃焼のパターン例

鋼板用連続焼鈍炉にFFRTバーナを装備した概念図を以下に示します。

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社は、2015年4月1日に株式会社エネルギーアドバンスと東京ガス・エンジニアリング株式会社が統合して誕生しました。
2015年3月31日までのプレスリリース、トピックスに記載している社名は旧社名です。

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