たいせつにします プライバシー 17002231(02)

 

エネルギーサービスの歴史と業界の動向

ESCO手法を汲んだソリューション、オンサイト・サービス

オンサイト・エネルギーサービスとは、文字どおり"オンサイト"――すなわちお客さまの"事業所内"に配したコージェネレーションなどの分散型設備により、実現するエネルギー供給サービスのことを指します。
電力会社などによる大規模集中電源に比べ、電力流通ロスが格段に少なく、高いエネルギー利用効率で良質な電力を確保できるなどの特長を有します。
オンサイト・エネルギーサービスのビジネスモデルとしての起源は1970年代、米国に誕生した省エネ改修ビジネス「ESCO」(エスコ:Energy Service Company)にあります。その流れを汲んだエネルギーサービス分野において、私たちは前身のエネルギーアドバンス設立から10年以上、多くのお客さまのお手伝いをさせていただいてきました。

ESCOのあらまし

省エネ改修・成果保証型のエネルギービジネス。

オイルショック直後の1970年代、米国において省エネ時代に即した新たなエネルギービジネス「ESCO」が立ち上げられました。その基本的な仕組みは、お客さまの保有するエネルギー設備にESCO事業者が省エネ改修を施し、成果を保証する代わりに、省エネ設備導入や設備改修によって生まれたエネルギーコスト削減額の中から事業者が一定の報酬を受け取る、というものです。
日本では一足おくれて、1990年代後半に入ってから産業界を中心にESCOへの注目度が高まりはじめます。
その後、省エネ・CO2排出削減という時代の流れを受けて一気に普及が進みます。産業界にとどまらず、病院や公共施設、学校などにも導入の動きが広まっていきました。

東京ガスエンジニアリングソリューションズの取り組み

エネルギーサービスプロバイダー(ESP)としてのサービス提供。

私たちは、自らをエネルギーサービスプロバイダー(ESP)と位置づけ、ESCO派生型事業に取り組んできました。ESPは、(1)サービスの中に燃料の調達が組み込まれる(2)必ずしもパフォーマンス契約を必要としない――の2点においてESCOオリジナルとは多少、内容を異にします。
ESPでは、燃料調達なども含めてお客さまが希望されるカタチで総合的なエネルギーサービスをお届けしますが、サービスの主眼は省エネよりもむしろ、エネルギーの安定供給におかれます。したがってパフォーマンス契約を結ぶ必要もありません。反面、燃料を調達するリスクや設備を所有・運用するリスク、故障・メンテナンスに伴うリスク、エネルギー価格変動のリスクなど、ほとんどのリスクを事業者たる私たちが背負います。お客さまのリスク負担排除に徹底配慮したエネルギーサービス、それがESPなのです。

東京ガスエンジニアリングソリューションズの使命

持続可能な社会の成長を支える、エネルギーサービス事業

東京ガスエンジニアリングソリューションズのオンサイトエネルギーサービスは、2002年に東京ガスから分社化して誕生した前身のエネルギーアドバンスによる事業が原点です。省エネ・CO2排出削減による環境性向上、省コスト化による経済性の改善、万一の時も事業継続するためのエネルギーレジリエンスの向上、アウトソーシングによる省力化、アセットのオフバランス化などお客さまの多様なニーズに徹底的に向き合い、事業を展開してまいりました。
そして、脱炭素への対応が社会全体に求められ、カーボンニュートラルの実現に向けたトランジション期である今日、設計・施工から運用・管理、メンテナンスまでを一括してまかせられる「エネルギーサービスプロバイダー」として全国のお客さまから認めていただき、エネルギーサービスのリーディングカンパニーとして実績を積み重ねています。
当社はエネルギーサービスを長年展開し、ユーザー目線での使い勝手「ユーザーズ・ノウハウ」を培ってきました。ユーザーズ・ノウハウを活かしたエネルギーサービスの導入、さらに今後拡大する再生可能エネルギーの効果的な活用を通して、お客さまに寄り添い、使命感を持って社会に役立つサービスの開発・提供を目指します。

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