ハンディタイプの防爆型レーザーガス検知器「レーザーメタンmini」を開発 — 漏洩検知の次世代標準 —
東京ガス・エンジニアリング株式会社
東京ガス・エンジニアリング株式会社(社長:藤岡治郎)とアンリツ株式会社(社長:戸田博道)は、都市ガスや天然ガスの主成分であるメタンガスの漏洩を遠 隔検知できる、ハンディタイプの防爆型レーザガス検知器「レーザーメタンmini」を共同で開発いたしました。平成20年2月から販売を開始いたします。
今回開発した「レーザーメタンmini」は、平成15年から販売しているレーザメタン検知器を大幅に小型化(大きさ:1/3、重量:1/2)・低価格化 (1/2)したレーザ方式ガス検知器です。-17℃から+50℃という広範な温度範囲により寒冷地域や熱帯地域でも正常に動作するとともに、防爆構造(第 一種防爆構造申請中)を有しており、エネルギー・化学プラントなど爆発危険箇所でも安全に使用できます。
なお、レーザーメタンminiは、非破壊評価総合展2007(11月6日~9日、東京ビッグサイト)に出展いたします。
【製品概要】
レーザーメタンminiは、ハンディタイプの遠隔型レーザー方式ガス検知器です。本装置から出射されるレーザー光を検査個所に照射することで、都市ガスや天然ガスの主成分であるメタンガスの発生源、漏洩個所を遠く離れた場所から高感度に検出することができます。
機器の心臓部である半導体レーザーモジュールの小型化に成功したことにより、従来機器に比べて大幅な小型化と低価格化を実現しました。ポケットに入る小型 サイズの本装置は、ハンディ検査機器として都市ガス事業などにおける現場業務や環境関連の監視等に幅広く使用することができます。
さらに、爆発危険場所、寒冷地域、熱帯地域でも使用でき、これまで以上に幅広い状況下でメタンガスの遠隔検出が行えます。
また、検出結果をカラー液晶表示器上で読み取れることに加え、表示モードを変更することでリアルタイムのグラフ表示が可能。メタンガスの漏洩状況の確認が容易に行えます。
【主な特長】
小型・軽量を実現
作業服ポケットに収納可能な大きさ(70mm×179mm×42mm 質量600g以下(バッテリー含む))であり、測定現場に簡単に持ち運べます。
価格の低廉化を実現
従来機種の1/2のコストで導入できます。
屋内外や過酷な測定環境下にも適応
防爆構造、防滴・防塵構造、動作温度範囲:-17℃~+50℃、連続測定時間5以上25℃環境)により、化学プラントなどの爆発危険箇所や寒冷地域、熱帯地域でも安全に使用できます。
高速応答、遠隔検知が可能
レーザー方式の採用により、高速応答、遠隔検知が可能です。
・高速検知:0.1秒以下 ・測定可能距離:0.5~30m
広範な検知濃度可能範囲
1~50,000ppm・mという広範な検知濃度を実現しています。
堅牢性を確保
標準1.5m落下耐性(社内評価基準)。専用プロテクター(オプション)装着で落下耐性をさらに確保しています。
【背景】
従来、都市ガスの漏洩検査は、半導体式ガス検知器等を直接近づけて測定しており、天井裏や床下など狭い場所での漏洩箇所の発見や高所でのガス溜の有無の確認が困難でした。
そこで、東京ガス・エンジニアリングとアンリツは、平成15年に世界に先駆けて、レーザー光を照射するだけで都市ガスや天然ガスの主成分であるメタンガス を遠隔検知できるレーザーメタン検知器を開発。ガス検知作業の安全性と効率向上に貢献してまいりました。
さらに今回、お客様のニーズを反映し、さらなる小型・低価格化と安全性の向上を図ったレーザーメタンminiを開発いたしました。
新製品であるレーザーメタンminiは、大幅な小型・低価格化、防爆構造などを実現しており、通常の都市ガス検知作業や爆発危険箇所でのメタンガス測定が、低コストでかつより安全に行えます。
【対象市場・用途】
対象市場:ガス関連事業、化学プラント、鉄鋼関連など
用途:漏洩ガス、廃棄ガス、排出ガスのメタン濃度検知
【営業情報】
販売開始日:平成20年2月
予定販売台数:1000台(初年度1年間)
<本件に関するお客さまからのお問合せ先>
東京ガス・エンジニアリング株式会社 機器営業部 小林博
TEL:03(5480)6819
<本件に関する報道機関からのお問合せ先>
東京ガス・エンジニアリング株式会社 企画部 事業化推進G 安部健
TEL:03(5480)6811
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社は、2015年4月1日に株式会社エネルギーアドバンスと東京ガス・エンジニアリング株式会社が統合して誕生しました。
2015年3月31日までのプレスリリース、トピックスに記載している社名は旧社名です。