カーボンクレジットを活用した都市ガスのオフセットメニューの総称「カーボンオフセット都市ガス」の使用開始について
東京ガス株式会社
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)と東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(社長:小西 康弘、以下「TGES」)は、2024年9月2日より、カーボンクレジットを活用した都市ガスのオフセットメニューの総称をカーボンオフセット都市ガス*1と新たに設定します。これに伴い、現行商材のカーボンニュートラル都市ガス*2およびSHK制度における調整後排出係数がゼロとなる都市ガス*3は、いずれもカーボンオフセット都市ガスのメニューの一つとなることから、名称を変更します。
なお、カーボンオフセット都市ガスの呼称は今後、ガス業界全体で使用していきます。
カーボンオフセット都市ガスは、都市ガスのライフサイクルで発生する温室効果ガスの全部または一部を、国内外の様々なプロジェクトで削減・吸収したCO2で相殺すること(カーボンオフセット)により、地球規模でのCO2削減に貢献可能な都市ガスです。お客さまのニーズおよび外部環境の変化に応じたオフセットメニューを順次開発していくことを想定し、それら未来の商材も含む多様なメニューを包含する総称として使用します。
なお、カーボンオフセット都市ガスは事業ブランドIGNITUREのソリューションとして、お客さまにお届けしていきます。
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」で「価値共創のエコシステム*4構築」ならびに「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げています。一人ひとりの暮らしから地域社会にいたるまでの多様な課題を解決するさまざまなサービスを創出・提供し、お客さまとともにカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
<参考>
炎はCO2排出、葉はCO2削減、それらが循環するようなデザインでオフセットを表現。
葉に矢印を加えることで、CO2削減に向けた強い意志を示す。
円の部分を東京ガスらしいモチーフであるLNG船のタンクに見立て、
東京ガスによる未来へ前進する取り組みであることを表す。
■ソリューション事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」*6について
東京ガスとTGESは、「ソリューションの本格展開」に向け、2023年11月30日、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」を立ち上げました。「IGNITURE」の下で展開するソリューションにより、ご家庭、法人、地域・コミュニティのお客さまが、「最適化による経済性・利便性・効率性向上などでさらに豊かな未来」と、「脱炭素・レジリエンス向上などでサステナブルな生活・事業」を、無理なく両立できます。
※1： カーボンオフセット都市ガスの詳細はこちら
※2： 天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスをボランタリークレジットでオフセットすることで、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなすLNGを活用した都市ガス
※3： 燃焼によって発生するCO2をJ-クレジット等でオフセットすることで、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度における調整後排出係数がゼロとなる都市ガス
※4： 多くの企業が、それぞれ強みを持つ領域の技術・ノウハウ・知見を持ち寄り新たな価値を創出していく事業生態系
※5： 地球環境貢献型では供給証明書、排出係数調整型では供給通知書を発行
※6： IGNITUREの詳細はこちら
以上